今年のFBSR会音響技術研究会は2015年1月27日〜28日に山形市民会館で行われました。

テーマは「定番&軽薄単省」〜定番マイクとは?オーディオの大敵「軽薄短小」に挑戦し「軽薄単省」〜です。
例年通り大ホール、小ホール、楽屋をフルに活用した実地的な研修会に、今年は90名弱の参加者があつまり貴重な時間を過ごしました。

1日目のテーマはマイク。前半はレコーディングエンジニアの行方洋一氏の貴重なお話しと、氏が試行錯誤して録音された音源の試聴がありました。「”音楽をつくるため”に手元にある限られた機材を最大限に”使いこなせ”」という氏のお話しがとても重要に感じます。

後半はスピーチ、民謡、ピアノ弾き語りを色々なマイクで聴き比べです。定番とされている機種の他、ビンテージのすごいマイクが揃いました。歴代のマイクの聴き比べでは、開発者が「次のマイクはこういう風にしよう」と考えて作ったのではないかと想像できるほどで、とても興味深い経験でした。

FBSR15-2 ピアノ弾き語りでのマイク試聴。

 ピアノ用のマイク入力にvo.マイクとの距離分のディレイを入れ、vo.マイクに被るピアノの音と揃えることで、ピアノの音がすっきりしvo.が前に出るようになる、といったテクニックの実践もありました。
FBSR15-1 民謡でのマイク聴き比べの様子。
 三味線の写真しか載せていませんが、唄い手のマイク聴き比べもしました。
FBSR15-3 集まったマイクたち。ビンテージも。

2日目の内容は小型軽量のシステムです。下記の製品などが紹介され、生バンド演奏のPAで音出し試聴が行われました。

スピーカ:Coda Audio社 G715-96、RCF社 EVOX5、K-array社 KR202+KMT18
ミキサー:Roland社 M-200i、ヤマハ社 CL1、MIDAS社 m32

FBSR15-4 軽薄短省システムの試聴の様子。

FBSR15-5 軽薄短省で紹介されたスピーカ。

以上、大ホールでの内容を紹介しましたが、小ホールでは同時進行で主に放送局や録音を中心にした研修が大ホールとリンクしながら進行されたのも例年通りです。

自主参加的で息の詰まらない音響技術研修会、次回(第25回)は平成28年1月26・27日開催予定です。
 
コメント
コメントする
トラックバック
この記事のトラックバックURL