3月6日に日本音響家協会主催の 楽器を知ろうセミナー「マリンバ」編 が国立音楽大学のオーケストラスタジオで開催されました。

マリンバ1 マリンバが沢山並んだ会場の様子

マリンバ奏者で国立音楽大学非常勤講師の新谷祥子氏を迎え、第1部では、新谷さんからマリンバのルーツ、現代の楽器の説明、演奏方法などが紹介されました。

第2部は音響家の視点で、マリンバ演奏音の収録音に際し、マイク機種や位置の違いなどを実験した。新谷祥子氏による生演奏をマイク位置を変えて複数回録音し、それらを再生して比較試聴するという興味深い実験でした。

マリンバ2 マリンバへのマイキングの様子

ここで気付かされたことがありました。おそらく私を含め多くのリスナーが「いいな」と感じた音(マイク位置)は音が丸くで豊かな印象のものでしたが、演奏者の新谷さんが「私が聴いているマリンバの音にいちばん近い」と言われたのは、硬く衝撃的なキツイ音でした。

リスナーにとってのマリンバらしい音は楽器から離れた客席で聞こえる音であり、演奏者にとってのマリンバらしい音は演奏時の間近で聞こえる音であり、そこには必然的に差があるということ。考えれば当然のことですが、それに気づかずについ自分を基準にしていまうことは多々あることでしょう。

とても当然だけど重要なことに気付かせてもらいました。

マリンバ3 間近でマリンバを見られた休憩時間。

最後に、新谷祥子&アラヤマ☆リンバによるアンサンブル演奏を拝聴しました。
豊かな倍音にたっぷり浸って心地よい時間でした。

興味深いお話しと実験・体験と気づきが得られ、とても有意義なセミナーでした。
興味を持たれた方は日本音響家協会のHPもチェックされてはどうでしょうか。

(一社)日本音響家協会 http://www.seas.or.jp/

※会場となった国立音楽大学のオーケストラスタジオは、2011年に建替え竣工した新1号館にあるオーケストラ用のスタジオで、同館は他にオペラスタジオと合唱スタジオ、12室のアンサンブル室、108室のレッスン室などがある素晴らしい施設です。建築設計は(株)松田平田設計、音響設計は(株)永田音響設計です。
 
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