昨年のことですが、公立中学校の学習発表会に行って来ました。

 

コンクリート打放し仕上げで吸音が少ない体育館は満員でも合唱には程よく響いていました。普段の体育授業ではどうなのか気になるところです。

 

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私の事だから音の話題と思うでしょうが、今日気になったのは照明の前明かりが足りないことです。


生徒は出来るだけ舞台の前側(客席側)に立つように指導されるのでしょう。舞台が高いのでその方が観客に見やすいですし、声も届きやすいから必然と思います。幕設備しかない学校体育館の舞台で学生の音楽発表として定番の合唱をするなら、響きのある客席側に出来るだけ出た方がいいのは当然です。

ところが、残念ながらその位置は舞台の天井に備えられたボーダーライトよりも前になるので明かりが届きません。生徒の後ろに広がる無人の舞台空間とえんじ色の幕だけが明るく見えて、肝心の生徒たちは逆光状態。

フットライトもあるのですが、生徒との距離が近いので顔ではなく足をライトアップ。ハロゲンランプなので熱そうですし、万一接触して火傷でもしないか心配になります。

唯一の前明かりは左右のサイドギャラリーからのスポットライトです。公立の小中学校ではこの方法が多いようですが、そもそも光量が足りていませんし、MCやセリフを言う人にフォーカスすると他に並んでいる生徒は暗くなってしまいます。

出演者に照明がきちんと当たらないなんて、舞台として機能していないと言えます。ましてや観覧している家族が写真やビデオで撮影するのが当たり前の時代にとても残念です。昔のままコピペされた舞台計画が現在の使い方に合わなくなっているのです。

これからは学校の体育館にも、劇場に備わっているプロセニアムライトやシーリングライトのような前明かりが必要でしょう。だって、一生懸命頑張っている子供たちに文字通り「光が当たらない」なんて報われないじゃないですか。LED式の照明器具にして色も変えられるようにすれば、もっと多様な表現ができるし、前明かりが確保されればサイドギャラリーのスポットライトは本来のスポットライトとして使えるようになります。

欲を言えば舞台前の天井にプロセニライトと一緒に音響反射板も付けたいですね。ただし、バスケットボールのゴールと取り合いが必要ですが。(笑)

子供達の頑張りを応援したいです。

 

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